私が今の仕事を選んだ理由
今週のお題「今の仕事を選んだ理由」
10年も前の話、理由??なんだっけ?(笑)
私の仕事は、今話題の^^;介護職。 介護福祉士として、訪問介護の仕事をしています。
介護職としての仕事のキャリアは、10年ですが、10年後には、仕事としてこの職種があるんだろうか・・なんて最近思ったり。
10年前の当時、事務系の4年ほど仕事をしていて、絶対私には向いてない(笑)のを確信し、転職するために仕事を探していた時、新聞広告でヘルパ−2級講座の募集(今はもっとややこしいらしいですが)を見つけ、介護という仕事がどんなものなのかよく知らないまま、事務職をしつつ、同時進行で4ヶ月講座に通いました。
学科と実技を行うわけですが、すべてが初めてなので学ぶのが楽しかった。
でも仕事をしながらだったから、疲れて学科の授業中はよく寝てましたね(笑)
そして講座終了と事務職退職するのと同時に、介護の仕事に入りました。
最初は、訪問介護事務所に登録し、ヘルパーとして始めましたが、月数件の仕事しかなく、どうしようかと思ってる時、現在の事務所の知り合いから声がかかり、半年も経たないうちに事務所が変わり、それからが本格的な訪問介護の仕事が始まりました。
新米だろうがなんだろうが^^;、事務所もめっちゃ忙しい時期だったので、ガンガン仕事が入ってきました。
この時期の経験が、今の自分の訪問介護の地盤ができたといっても下言ではないくらい。
でも初めて行くお宅に伺う時の緊張感といったら、前日から寝られないくらい。夢にまで出ます(笑)
今はそれがなくなりましたが・・・^^;←図々しくなったのかもね。
話をしながら同時進行でケアを進めるわけですが。
例えば身体介護。それぞれのおたくにあるものも限られますから、オムツ交換ひとつにしても、手際は悪く時間はかかるし、どーもイマイチで毎回葛藤してました。
でも今は大丈夫^^。
大丈夫と言えるようになったのは、1年半ほどの施設経験(特養、老健)をしたから。
武者修行みたいなものです(笑)
食事を作るにも、利用者様の嗜好やこだわり(特に女性陣)、あとは食事形態、刻みや柔らかさなどを気にしつつ、調理をする。よそのお宅であるもので作るというと、慣れるまでやりにくいというか、作りにくい。ある材料で瞬時に組み合わせ調理するというのも、数こなしてくると、非常に楽しいですね。時には一緒に作るっていうケアもあるし。
10年の月日の中で、1年半ほど施設経験したのは、私にとってかけがえのない経験で。
日勤だけでなく、夜勤もあったし、看とりも経験できたし、特養の時はユニットリーダーだったので、日々の仕事以外のことが忙しかった。
訪問は利用者様と1対1のケア、施設は1対数人から数十人(レクの時など)。
この違いは凄いこと。
私は、器用ではないし、建物の中で仕事をしてると、気が狂いそうになったり、あと別事情があったので結局やめることになったのですが。。
その後再出発で仕事を探している際、他種の仕事も考えたけれど、結局は介護の仕事現場に戻ってきた。
それだけ、魅力的だということに気がついたから。
よくケアに行くと
「大変な仕事だね」
と利用者様やご家族から言われるけれど。
確かに、大変じゃないこともない(笑)
身体も使うし気も使う。
でも、どの仕事も大変さは同じだと思う。
気持ちの問題。
やらされてるか、自分から率先してやるかじゃ仕事の内容も違う。
ケアで伺って
「大変じゃないよ^^◯◯さんに会いに来れるのを楽しみにしてたから」
と伝えると、すごく皆さん喜んでくれる。
自分のあやふやな気持ちなんて、すぐバレてしまうので。
素直な気持ちで伝えると、笑顔をかえしてくれるのがたまらなく嬉しい。
これ見たさに、仕事してるようなものだから。
介護現場は、今日はあえても次回は会える保証がない。
次の時は亡くなっていたりなんていうのは、よくあるし。
だからこそ、毎回全力でサポートさせて頂いてる。
命と命のふれあい。
まさにこれが現場の醍醐味であって、私が介護職として仕事を辞められない理由だと思う。
この先いろんなキャリアをこれから積むようになるけど、介護現場からは離れることはないと確信している。
ここまで来るなんて予想もつかなかったけど、この先もぼちぼちいこうかと。